注文

 

 

 

 

 

 

「腹減ったね。」

「うん、何か食べに行こうか?」

「何が食べたい?」

「別に何がってことないけど・・・」

「だよね〜」

「んじゃ〜、和・洋・中どれがいい?」

「う〜ん・・・どれがいいってわけじゃないけど、どれが嫌ってわけでもないかな・・・?」

「んじゃ〜ファミレスで良くない?」

「そうしよっか!」

 

 

なんて特に何かが食べたい気分でもないし、お勧めの店があるわけでもない時って、

成り行きでファミレスに決定することってありますよね?

 

ファミレスのイメージと言えば

・ かしこまらず、気軽に行ける。

・ どこにでもある。

・ 好き嫌いの多い人でも、大体頼めるメニューが1個くらいはある。

・ ドリンクバーがある。

・ 値段的に高いわけでも、安いわけでもない。

・ 万人受けする味。

みたいなイメージだと思う。

 

私は近くにサイゼ○アがあるのを思いだし、ハンドルを切った。

到着し、早速店内に入り、

店員  「いらっしゃいませ!お客様4名様で?禁煙・喫煙ございますが・・・?」

A社員 「喫煙席で・・・」

店員  「ご案内致します。こちらのお席どうぞ!」

と営業スマイルを崩さないウエイトレスに案内されるまま席に着いた。

メニューをパラパラめくりながら、メニューを考える。

まもなく全員の注文が決定。

ピンポーン

呼び出しのベルが店内に響くと、「少々お待ちくださ〜い」というウエイトレスの声が聞こえる。

 

店員  「お待たせ致しました。ご注文どうぞ!?」

A社員 「課長!お先にどうぞ!」

課長  「いや!いいよ!先頼め!」

A社員 「え〜・・・じゃあ、小エビのカクテルサラダ」

店員  「小エビのカクテルサラダがお一つ」

A社員 「イタリアンハンバーグ」

店員  「イタリアンハンバーグがお一つ」

A社員 「ドリンクバー頼む人〜?・・・んじゃ〜4つ」

店員  「ドリンクバーが4つ」

B社員 「タラコソースシシリー風」

店員  「タラコソースシシリー風がお一つ」

C社員 「ハヤシ&ターメリックライス」

店員  「ハヤシ&ターメリックライスがお一つ」

課長「ミトコンドリア」

店員  「???もう一度お願いします。」

課長  「だからミトコンドリア・・」

全員  「・・・」

課長はメニューを指さしながら、さらに注文した。

課長  「これ!ミトコンドリア!」


ミ ラ ノ 風 ド リ ア

 

 

 

ミトコンドリア

《ギリシア語で、糸と粒の意の合成語》すべての真核生物の細胞質中に存在する、糸状または顆粒(かりゆう)状の細胞小器官。内外二重の膜に包まれ、内部にクリスタとよばれるひだ状突起がある。呼吸およびエネルギー生成の場で、電子伝達系やトリカルボン酸回路などに関与する酵素群をもち、一連の反応によりATP(アデノシン三燐酸(りんさん))の合成を行う。細胞の核とは別にDNAをもち、独自に分裂によって増殖する。糸粒体。糸状体。コンドリオソーム。

↑ ミトコンドリア

 

 

それでは、実際にメニューの画像付きでお楽しみください。

 

 

「小エビのカクテルサラダ」

「ドリンクバーが4つ」

「イタリアンハンバーグ」

「タラコソースシシリー風」

「ハヤシ&ターメリックライス」

「ミトコンドリア」

 

ちなみに、注文品がすべて届いた時のイメージ画像

号泣無惨読者の皆さん。

ミラノ風ドリアミトコンドリアを間違えるということがあって良いものでしょうか?

 

 

 

 

ラノ風ドリア

トコンドリア

 

・・・

4文字一致!

 

 

皆さんもサイゼ○アに行った時は

是非ミトコンドリアを注文してみてください!

もしかすると裏メニューになっているかも知れません・・・

(ならないですね。)

 

 

 

 

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