夜空とカメラの関係
理科の教科書で一度は見たことがあるのではないだろうか?
北極星を中心として、夜空で星が円を描いている写真を・・・
その写真は、カメラの撮影モード、つまりシャッターを空きっぱなしにするモードにして、数時間放置する。
星は、1時間に15度時計回りに回るのであるから、2時間シャッターを開けておけば、30度回転した写真が撮れるわけである。
今回の撮影は2時間の予定。
夜空は雲一つ無い快晴!!
絶好の観測日和である。
カメラをセットし、暗くなるのを待ってシャッターを切る。
フィルムに光が入ってしまうため、カメラの周りで光を使うことは出来ない。
よって一度キャンプに戻った。
キャンプに戻り、仲間とくだらない話をしながら、時間が経つのを待っていた。
メンバーの中には、私が撮っている星の写真や夜行性の動物を撮影している者もいるため、キャンプには全員はいなかった。
撮影を開始して1時間くらいが経過しただろうか?
一人の後輩が戻ってきた。
その手には、自分のカメラ以外にもう一つ何か持っていた。
その後輩は、私に向かって言った。
せんぱ〜い!!山の上にカメラ忘れてたんで持ってきました〜!!!
ばが!!それ星、撮ってたんだぞ!
あっ?・・・・・えっ!!!!!?
後日、写真を現像したところ、見事に真っ黒になってました。
これから夜空で星の写真を撮影する機会があったら全員に言っておきましょう。
このカメラは撮影中で、忘れ物ではないということを・・・・