勘違い

 

 

 

 

 

 

 

我々が日常生活するにあたって

気を付けているつもりでもついやってしまうもの

勘違い

である。

私も、80代後半のおばあちゃんを呼びに行って来たところ、

親父に「くるってだか?」(私の地元の方言です。正式には【おばあちゃんが、こっちに来ると言ってたか?】)と言われ、

私は即座にこう答えたのでした。

 

 

 

 

狂ってなかった。

 

 

訳の分からない方に説明しよう。

親父に「くるってだか?」と聞かれたのですが、

私の頭は

「来るって」「狂って」誤認したために起こった勘違いです。

念のために言っておきますが、おばあちゃんは狂っていません。さらには痴呆症でもありません。

と私も一流の「勘違イスト」なわけですが、私の会社には

この私など足下にもおよばないほどの「超勘違イスト」が存在したのだ。

 

それは、そう昨日、つまり

平成16年5月14日午前7時37分に発生した事件である。

私が勤める会社は、人に接する機会が非常に多いため、服装には厳しく

朝の定例会議の時に、上司に点検されるというなんともうざったい儀式が定着している。

私が出社し、朝の儀式の前にトイレに行き、会議室に向かっているときだった。

私の前には、3人の女性社員が歩いていて、反対側からも、一人の女性社員が歩いてきた。

ごく日常にありふれた状況だが、そんなごく日常よく目にする状況下で事件は起こった!!

はじめに言っておくが、今私の周りを歩いている女性社員4人は、美人ではない。

少なくとも、私のストライクゾーンにはかすりもしないが、世の中どんな趣味を持った人がいるか分からないので、

ここでは、

私がバッターだったら、たぶんボークだろう。

くらいに留めておこう。

その4人は、最近急増中の「癒し系(自称)」である。

そんな、癒し系(自称)の朝の儀式の前の会話を是非聞いて頂きたい。

反対から歩いてきた女性は、

制服の汚れや、シワ、髪も寝癖など一切なく、

靴も磨いたばかりなのだろう、ピカピカに光っていた。

一見して、これから始まる朝の儀式は一発合格間違いなし! 彼女はパーフェクトだった。

それを見た3人の女性社員は、すれ違い際にこんな事を言った。

 

 

「光ってるね!!」

 

 

それを聞いた癒し系(自称)でパーフェクトな女性は、すかさずこう言った。

 

 

 

 

「私?」

 

 

 

 

 

 

誰か〜!!!よく映る鏡持って来〜い!!!!

 

 

号泣無惨の良識ある読者の方はすでにお気づきと思いますが、

光っているのは「靴」であり、

決して「癒し系(自称)でパーフェクトな女性」ではないということを!!

 

 

 

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