行列の出来る店
「行列の出来る店」
と聞けば、普通は、
激うま!
激安!
他店にはない○○が売り!!
等、何らかが他店より確実にいい!!
と言われる何かがあるものである。
話は変わるが、あれは私が小学校の時、
私の地元である、宮城県K市は古くからの漁業の町として、栄えていたわけだが、
そんなK市に、ある飲食品業者が進出してきた。
目的は当然ながら地方開拓!
その店がオープンするなり、店には400mはあろうかという
まさに、「長蛇の列」という言葉がぴったり当てはまる行列ができた。
実際、私も400mの一部だったわけだが、それは驚くべき事に、おいしいからではない。
実は、この手の飲食品店は我が地元K市には、なかったのである。
さんざん引っ張っておいて、どんな店だろうと思っている皆さん!
考えてみてください。
@ 私が小学校の時に初めて出来た。
A 400mはあろうかという長蛇の列が出来た。
B 我が地元に無かっただけで、世間には存在する。
以上の@〜Bのヒントをすべて満たす店を考えてみてください。
それでは、皆さん大変お待たせ致しました。
その店とは
KFC
ケンタッキー・フライド・チキン
なんです。
嘘じゃないんです。
本当に私の地元K市にKFCが出来たとき、
ケンタッキー・フライド・チキンに400mの長蛇の列が出来たんです。
宿題
皆さん、目を閉じて、心を落ち着かせ、頭の中を整理して、よく考えてみましょう!!
あなたがフライドチキンを買いに、ケンタッキーに行ったら、
400mの行列が出来ていたら・・・・
どうしますか?
(※本当にどうするか、答えが返ってきた場合、骨折尊が責任を持って厳選し、一番面白い人の答えは伝記に掲示されます。皆さん出演のチャンスです!!?)
っと、いつもならここで「back」という文字が出てきて、「伝記」に戻るわけだが、
実は「行列の出来る店」は、これで終わりではないのである。
それでは続きをお楽しみあれ!!
当然だが、400mもの行列がケンタッキー・フライド・チキンに何週間も続くわけがない!
具体的に、ケンタッキー・フライド・チキンが辿った道筋を説明すると、
オープン
↓
400mを超す長蛇の列が出来るほど大盛況
↓
K市民の大半が、ケンタッキー・フライド・チキンを口にした。
↓
もともと、油っぽいケンタッキーは当然ながら、毎日食べていたら胃もたれガンガンなわけで、客足が落ち始める。
ここで、恐るべきK市民の特徴を紹介しよう。K市民に「ふ〜ん、こんなもんか?!」と一度思われると、K市民は2度と行かないと言う特性を有しているのだ。
ということは・・・・・
↓
K市民の大半が、ケンタッキーを口にしている以上、
「ふ〜ん、こんなもんか?!」という判断が下されるのは、もはや時間の問題である。
そして判断が下されたとき
K市にどこよりも早く進出した唯一の「ファースト・フード」ケンタッキー・フライド・チキンは
倒産したのだ!!!!!!
現在、ケンタッキー・フライド・チキンが入っていた建物は、取り壊されずに、そのまま再利用されている。
入店した店の業種はなんと!!!?
床屋
である。